駅員(バイト)になろう① 会社選び

 駅員は正社員だけでなくアルバイトもいます。特に朝のラッシュ時にホーム上にいる係員はかなりの割合をアルバイトが占めています。今回は、この特殊なアルバイトについて紹介します。

 始めようか迷っている方も多いでしょうが、結論から言うとおすすめです。貴重な経験ができますし、話のネタにもなります。制服も着れますし、何より時給が他のアルバイトよりも高めに設定されていることが多いです。飲食やコンビニよりは覚えることも少なく、ワンオペになることもまずありません。掃除も軽くすることはありますが基本的には専門の清掃員さんがしてくれます。

 デメリットとしては朝が早いことと勤務時間が短いということです。朝ラッシュ時の対処要員確保という面が大きいので朝はラッシュ前には出勤しなければなりません。多くは6時から7時台です。朝が弱い方にはかなりきついでしょう。また、勤務時間も朝だけという場合も多いです。長くても2時間程度です。駅が一番混むのは朝だけであり、人が要るのもその時間だけだからです。いくら時給が高めだからといっても、そもそも時間が短ければ稼げません。しかし、1日に占める割合は小さく、かつ朝早くなので生活に影響はあまりなく、バイトを理由に約束を断るというのはなかったです。稼ぐというよりは生活のペースメーカーとして、旅行、鉄道が好きという方が多かったです。時間的にもWワークがしやすいのでそちらで稼ぐ方が効率的です。

 応募に際しては、会社と駅はよく考えましょう。会社によっては泊まり勤務の場合もあります。ODQは泊まりです。泊まり勤務は確かに稼げますが、生活に占める割合はとても大きく、負担も大きくなってしまいます。学生なら学問に影響が出ることもあります。また、制服が着られない会社もあります。KSとKOの朝のホーム整理員は全く違う制服を着ていますね。作業服という方が近いでしょうか。一方、着られたとしても正社員とバイトで少し違うもののこともあります。KOの定時社員やJRE東京支社は名札の帯や腕章で区別されています。KQやJRE千葉支社などはほぼ違いがありません。どこの駅に勤務するかも重要です。駅というのは駅長の広範な裁量権に服するので駅長次第で大きく異なります。職務内容、時間、休みの取りやすさなど、時給以外はほぼ全て異なるといっても過言ではありません。可能なら事前に軽く見学し、空気を知ってから応募することをおすすめします。一度入ってしまうと辞めるというのもなかなか勇気がいりますし、別の場所に入り直しというのもやりにくいですからね。

 

 次回は面接について書こうと思っています。