駅員(バイト)になろう② 面接

 そろそろ募集の時期ですね。

 このバイトは学生が多く、途中で辞めない(長く続ける人が多い)ので、進学、就職を機に辞める人が大多数です。それゆえ3月に一気に入れ替わることとなり、必然的に今の時期が一番多く募集がかかります。

3月中に面接、見習いを済ませると楽なので募集があったら応募しちゃいましょう。

 

 前回は概要を書いたので、今回は応募から面接くらいまでを述べられればいいかなとおもいます。

 

 まずは応募です。駅にポスターが貼ってあることもありますが、大体は「詳しくはWebへ」とされています。つまりその会社のホームページ経由で応募します。一般的な求人サイトには載っていませんので注意してください。必要事項はフォームにつらつら入力したり、これを入力してねというようにきちんと示されているので心配無用です。私の場合はフォームでした。ここで勤務希望の駅を入力することになるので考えておきましょう。第3希望くらいまでが多いと思います。稀に改札や事務室に申し出るパターンもありますが、おすすめはネット経由です。気楽ですし。

 無事応募し、しばらく(1週間以内くらい)すると電話がかかってきます。バイトを取りまとめている部署、勤務希望を出した駅からなどです。知らない番号からの電話など出ない方がいいに決まってますが、この期間だけは出ましょう。この電話で実際に勤務できる駅がわかります。電話の内容は面接の日時、持ち物などを伝えられるなどです。時間は朝10時以降にしましょう。朝7時から9時くらいまでは1日で最も忙しい時間です。トラブル発生時には担当者がその対応に行ってしまうこともあります。10時というのはひと段落つき、かつ昼休憩前なのでちょうどいいのです。もっとも、もし都合が悪ければ向こうから変えてほしいと言われるでしょうから、自分にとって都合のいい時間を提案してみて、すり合わせるという感じでいいと思います。持ち物は少なくとも写真付き履歴書と印鑑は求められます。履歴書の書き方はネットにいくらでもありますからそれを参考にします。お堅い職業とはいえバイトなのでそこまで気張ったものでなくても常識的なものを作成すれば十分です。印鑑は朱肉で押すものを持っていきます。これは採用時に契約書に押印するためのものです。印鑑は採用後も使うので持っていなければ買ってしまいましょう。珍名でなければ100均にあります。この際スタンプ印(通称:シャチハタ)は買わないようにしてください。採用後に使えません。朱肉付きでワンタッチで開くケースもあるので一緒に買うと便利です。なお、服装は普段着で十分です。清潔感ある服装と普通の髪型(就活ヘアーまではいかなくとも寝癖を直して自然な髪色かつ過度な長髪でないこと)で面接に臨みましょう。

 さて、上述の通り面接時に契約書を作成することがある、ということはその場で採用されることもあるということです。というか採用ならその場で採用されます(応募者が多く選考する場合は後日連絡ということもあるかもしれないです。ただ、知る限りではその場で採用しかありませんでした。)。なお、採用されるとマイナンバーと住民票記載事項証明書が必要になります。また、学生の場合は親の承諾も一応とるようにも言われます。

 面接の内容は実に形式的です。最初に履歴書を渡し、その記載内容から軽く雑談して、特に問題がなければ採用となります(「〇〇大なんだー」「鉄道好き?」くらいのものです。志望理由くらい聞いておこうかななどと言われた覚えもあるので内容よりも態度を見ていると考えられます。)。きちんとコミュニケーションがとれていれば、つまり聞かれたことに答えられていれば大丈夫です。よく鉄オタは採用されないといいますが、バイト仲間には鉄オタもいましたのでそこだけで採否を左右するということはないでしょう。

 無事採用となると契約書の作成に続いて制服の採寸があります。採寸にあたっては、身長、ウエスト、股下は事前に把握しておくといいです。スーツのサイズを覚えておくとスムーズに終わります。ここまで終わると解散です。

 制服は自分に合わせて調節してもらえるので、出来上がってから後日連絡があります。そこでもう一度駅に赴き、試着し、問題なければ初出勤日を決めます。ここで初めて制服に袖を通すのですが、なんとなく気恥ずかしいような誇らしいような気分になったのを覚えています。

 

以上が初出勤までの大まかな流れです。次回は仕事の内容についてです。